通信制大学│高評価を獲得するためのレポートの書き方お教えします!

こんにちは! ぼく、だんごくん。です!

今回は、通信制大学のレポートの書き方について書き綴っていきます。ぼく自身、通信制大学に入学して最初の頃は、レポートの作成に苦労しました。

そんなぼくでも大学時代では、4年間に約2,000字のレポートを約70通以上作成し、全ての科目で不合格になったことはありませんでした!それもギリギリで合格したのではなく、ほとんどの科目で高評価を獲得しています。

この記事が少しでも多くの人の役に立つと嬉しいです。

目次

レポートの基本中の基本 4つ

まずは、レポートの作成において基本中の基本を説明していきます。「そんなの知ってるよー!」って方は読み飛ばしてください。初心者の方は、一読しておいてくださいね!

1.語尾は『~である。~だ。』で書くこと!

レポートを書く際に、『〇〇とは、○○です。』と書く方がいますが、レポート作成において『です・ます』調は使わないようにしましょう。

理由としては、『です・ます』調は話し言葉で日常会話やビジネスによく使われますが、レポートを書く際に用いると文字数が多くなってしまうからです。

対して、『である・だ』調は書き言葉で事実を正確に伝えることを目的として、はっきりとした表現になり説得力が増すことから、レポート作成で使用することに適しています。

また、『~だろう・~かもしれない』といった曖昧な表現はレポートに不適切なため、使うのはやめましょう。

2.レポートは学習の成果を報告するもの

レポートは約4つの種類に分けられます。

①学習報告レポート

これは、テキストや図書館で借りた参考書を熟読し整理した上で、与えられた課題に対しての客観的な解説や論評をしてまとめたレポートのことです。

②読書感想レポート

これは、小学生の時にやったような読書感想文ですね。読んだ本に関する感想や要約したレポートのことです。

③研究資料レポート

様々な文献や色んな調査結果の資料をまとめ、自分なりの視点と分析を加えたものが研究資料レポートです。

④調査報告レポート

いわゆるアンケート調査や街で聞き取りをおこなった情報の結果をまとめたレポートのことです。

大学で作成するレポートは、基本的に①の学習報告レポートになるため与えられた課題に対しての説明や論評をしてまとめたものになります。

3.一つのパラグラフにつき、約200~300字で書くこと

レポート作成では一つのパラグラフにつき、約200~300字で書くことが理想的です。パラグラフとは、原則として一つの内容について述べた文の集まりのことです。

ここで注意してほしいのが、パラグラフは段落と異なる点です。段落は、長い文章をいくつかのまとまった部分に分け、読みやすいところで切る役割があります。

そして、パラグラフは基本的に要約した文章と、それを支えるために具体例を使って説明したり論証する補足文から成り立ちます。

良いパラグラフの特徴は、①統一性があること、②パラグラフ同士の前後のつなぎの言葉、③補足文が明確に展開されていることの3つがあります。

①は、パラグラフが一つの内容について述べた文であるため内容に一貫性を持たせる必要があります。②は、接続語を正しく使用し文同士に自然な流れをつくることが大切です。③は、具体例を使用した原因と結果の検証や比較・対照など要約した文章を補うための骨組みが明確化されていることが、レポートの信頼性を高めることに有効だからです。

パラグラフを意識して文章を書くと文章の質が良くなり、内容の理解がスムーズになります。レポートを書く際は、パラグラフを意識して高評価を獲得しましょう!

4.序論・本論・結論の順で書くこと(起承転結ではない!)

レポート作成は、序論・本論・結論の順で構成していきましょう。作文や小説などであれば、起承転結で書きますが、大学のレポートは展開がスムーズに行くことが求められるため、『転』は不適切になります。

約2,000字のレポートに対して、序論を約100~200字程度、本論を約1,200~1,600字程度(一つ一つのパラグラフは約200~300字)、結論は約200~300字程度で書くことを目安にしてください!

序論は、レポート全体の問いを示す部分です。言ってしまえば、レポートの課題自体が『問い』に当たります。ただ、その出題されている課題をそのままレポートに書くのではなく、『自分の言葉で』問いを書く必要があります。

次に、本論はレポートの中核に当たる部分であり、論証の形成が必要になる部分です。一つの主張を固める文章(パラグラフ)を一つのレポートにつき、約5~8つのパラグラフで構成します。

本論では、課題に対しての答えを明確に説明したり、証拠やデータ、事実などの論拠を挙げたり、自身の解釈や推論、導出などの主張を論証していくことが大切です。

結論では、序論での問いに対するレポート全体の『答え』の部分です。自身が一番主張したい内容を自分の言葉でまとめていきましょう!

レポートの書き方(前編・インプット)3つ

レポートを作成する際に重要な土台作りとして、情報収集することが挙げられます。まずは、必要な情報を集めて記録し、整理するインプットの段階を説明していきます。

1.シラバスの各科目ごとの到達目標や課題の意図を正確に理解する

シラバスの各科目ごとの到達目標や課題の意図を正確に理解するのと、しないのとでは、レポートや試験における結果が変わってくると考えます。

シラバスには、各科目ごとの到達目標や評価方法が記載されていると思いますが、それを事前に知っておくことで教授の重要視していることや目標が明確になり、評価に直結するからです。

また、課題に関しては言うまでもなく、問いと異なる答えを出しても高評価には繋がらないどころか最悪不合格となります。課題の意味を正確に把握することが高評価の獲得に繋がります。

2.課題に関連する情報収集

課題の意図を正確に理解したら、今度はそれに関する情報集めをしましょう!

これが慣れてきたら、次に説明する『3.テキストを復読する中で、必要な情報を記録・整理』することも並行して学習を進めていくと効率的にレポートを作成できます。

課題に関連する情報収集に関しては、テキストで収集するのはもちろん良いことですが大体の場合は大学の教授が作成していることが多く、初心者向けではないと感じます(特に専攻している学部の科目はその傾向が高い気がします💦)。

そのため、ぼくが実践していたのは図書館に行って、自分にとって分かりやすい参考書を借りることをお勧めします!一番のおすすめは、『図解』で解説してある参考書がめっちゃ分かりやすいです!

通信制の大学の場合は基本的に自宅で一人の学習になるため、テキストかネットの情報しか手に入りません。ネットの情報は手軽に収集できる分、情報過多になりやすく誰がいつ書いたのかが分からないものも多いです。

それに対して、公共の図書館に行くことで自分にとって分かりやすい参考書を探すことができるし、何より無料で正確な情報が手に入ります!どんどん参考書を借りて情報を集めましょう!

3.テキストを復読する中で、必要な情報を記録・整理

テキストや図書館で借りた参考書を繰り返し読む中で、必要な情報を記録して整理しておきましょう!

必要な情報を記録して整理する際には、紙に書いて整理すると頭の整理がしやすくなります。付箋を活用することもおすすめです。

ぼくの場合は、100均一ショップに売っている付箋を大量に活用していましたし、紙に書く際は、ルーズリーフを活用して必要・重要だと感じた部分はメモしたりしていました。

大学のテキストに直接書き込んで、重要な文章やレポート作成の際に引用できそうな部分を分かりやすくマーキングしておくのも有効な手段だと思います。

★ただし、図書館で借りた参考書には書き込むのは禁止行為ですし、他の利用客に迷惑なので付箋を活用しましょう!

レポートの書き方(後編・アウトプット)3つ

情報をきちんと理解した上で、いよいよ本格的にレポートの作成をしていきましょう。今度は、先ほどの部分でインプットした情報を書き出す、いわゆる執筆の段階になります。

この段階が終わる時にはレポート作成が完了した時なので、見事完成したら自分にご褒美をあげましょう♪

1.レポートの骨組みを作成する

テキストなどから情報を記録し整理したら、序論・本論・結論の各項目で何について説明や論述などをしていくのかを考えていきましょう。

序論が最大の問いとすると本論の各パラグラフは個別の問いと答えで、結論は最大の答えやまとめになります。

実際にぼくが骨組みを作成する際に意識したポイントは、課題に関連する各項目の見出しを書いていくことです。見出しを書いていくと何について説明や論述をするのかが明確になるため、文章を考えるときにも見出しに合う内容にすると一貫性が出て、良いレポートに仕上がるからです。

例えば、実際にぼくが作成したことのあるレポート課題『道徳教育の意義について述べよ。』というものであれば、以下のように骨組みを作成していました。

  • 序論『道徳教育とは』
  • 本論①『道徳教育の目標について』
  • 本論②『教育化の背景』
  • 本論③『これまでの「道徳の時間」の在り方の課題点』
  • 本論④『学校が果たすべき役割』
  • 本論⑤『道徳教育の進め方』
  • 結論『まとめ』

こんな感じに作成したら、次のステップへと進みましょう!

2.骨組みに沿って下書きを作成する

先ほどの骨組みを立てたら、それに沿って序論・本論・結論の各項目の内容を書いていきましょう。

レポート課題でよくあるのが、『説明せよ』・『考察せよ』・『論ぜよ』の三つの問い方が多いです。文章を作成する際には、その課題の問い方にも注意して書く必要があります。

『説明せよ』の場合は、事柄の内容や意味を明確に分かるようにすることであり、個人的な解釈の入る余地は少ないことが多いです。

『考察せよ』の場合は、物事を明確にするためによく調べて考えることであり、様々な研究者の理論や解釈を整理し、それらを自分なりに要約してまとめた上でそれぞれを比較・検討ののち最終的な自らの判断・結論を下すことです。

『論ぜよ』の場合は、物事の筋道を立案して議論をすることであり、あらかじめ何かしらの結論を用意または想定した上で、その結論に導くための議論を自分なりに展開していくことです。

大学に入学して間もないうちやレポートの作成がどうしても苦手という方は、課題の問い方が『説明せよ』というものを選んで作成してみることをおすすめします。

説明するのであれば、自らの考えを文中に入れる必要性があまりないため、テキストや図書館で借りた参考書に書いてある内容を自分なりに言い換えをすることに集中できるためレポートの作成に取り組みやすいかと思います。

3.最終的に出来上がった下書きをチェックして清書する

下書きを書き終えたら、必ずチェックしましょう!これをしないと、未完成のレポートを出して不合格になりかねないので、下書きが出来たら3つのことに注意しながらチェックしていきます。

  • 文章作法や原稿作法は正しいか(語尾は『である・だ』調で書いているか、誤字脱字はないか等)
  • わかりやすい文章で書いているか(接続語は正しいか、読みやすい構成かなど)
  • 論理的な展開がされているか(具体例や比較・推論、論拠など)

参考文献の書き方

レポートを作成する際には課題を達成するためにテキストや図書館で借りた参考書を見たり、引用したりします。その際には、必ず『参考文献』として参考にした本を記載する必要があります。

記載方法は大学によって異なる場合があるため、一例としてご覧ください。

参考文献は、著者名・発行年・本のタイトル・発行所(出版社)・参考にしたページを記載しましょう。参考文献が複数ある場合には、著者名を五十音順かアルファベット順にしましょう。

例(レポートの最後に参考文献を記載する一例)

だんご(2000)『三色団子』みたらしだんご社pp.1~200

例(レポートの文中に参考文献を引用する場合の一例)

・だんご(2000)によると、「三色団子はとても美味しい」と述べている(p.100)。

・だんご(2000)によれば、三色団子は美味(原文の要約)と述べている。

さいごに🍡

レポートの書き方について説明してきましたが、一番重要なのことはレポートを何通も作成して試行錯誤しながら慣れていくことです。

大学1年生の頃や難しい科目・課題のときは、下書きを何回も書き直していました。今思えばとても良い思い出ですが、当初は締め切りに焦ったり難解な課題の壁に当たった時はくじけそうになりました。

でも、そうした経験を積み重ねていくことは社会人になってから大きく役立ちます。実際働いていると文章を考える場面が多くありますが、それを苦に感じることなく、むしろ楽しく文章を考えることが出来ています。

何事も経験として将来の役に立つ日が必ず来ます。これからレポート作成に挑戦する方や挑戦して挫折してしまっている方はこの書き方のブログを参考にして頑張ってください!!

…陰ながら応援しています!!!

ぼく、だんごくん。
一度きりの人生、自分磨きをいつまでも。

20代社会人
某通信制大学法学部卒業
転職回数1回
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