こんにちは~ ぼく、だんごくん。です!
今回は、歯科矯正で使用する装置の名前と注意した方が良いことについて書き綴っていきます。
歯科矯正を始めてみてから困ったことが気軽に歯科矯正院で相談しようにも、「あれ?この矯正器具って何て言うものなんだろう…」となり、相談しようにも相手に伝えにくい状況になることがありました。
そのため、装置の不具合があった場合に歯科矯正院に気軽にすぐ相談できるように、歯科矯正で使用する装置の名前を一つずつ見ていきたいと思います。また、それに加えて自身の経験をもとに注意した方が良いことを大きく3つに分けて紹介していきます。
歯科矯正の装置名称
ブラケット
歯の表面にある四角い装置のことで、セラミック製でできている目立ちにくいものと金属製でできている丈夫なものの2つの種類があります。
ワイヤー
ブラケットに通してある針金のことで、大きさが色々あり形状記憶のワイヤーのため、少しずつ歯をまっすぐに並べようとしてくれるみたいですね。
最初の頃は、めっちゃ細いワイヤーだったのが、今ではずいぶんと太いワイヤーに変わってしまいました(笑)
バンド
奥歯についている銀色の輪っかのことで、パッと見ると銀歯かな?と思ってしまいます。
矯正装置の脱離防止や強力な固定のもとになるものです。
つけられた直後からしばらくは痛みが続きますが、慣れてくると全然痛みはありません。ただ、歯磨きをする際は上面しか磨けないことや舌で触ると違和感があることは気になる点ですね。
モジュール
ブラケットやバンドとワイヤーが外れないように止めている小さいゴムのことです。これは、実際に体験してみると分かるのですが、つけられる際は相当痛いです。
個人的にモジュールの取り付けの際は、いまだに慣れません!体験したことが無い方でもだいたい分かるように説明すると、「歯を無理やり倒されてるんじゃないか、折られそう!!」って感じの痛さです。
パラタルバー
抜いた歯の部分を埋めてしまわないように奥歯の前方向への移動を防いだり、奥歯を正常な位置に矯正するためのもので口蓋に沿う形で真ん中がU字になった針金で固定する装置です。
実際体験したことがありますが、食べ物を飲み込む際に矯正の力が働くそうで、食事の際には飲み込むのが難しく、唾などを出す際にも苦労しました。あとは、食べ物(特にネギやはるさめなどの細かったり薄いもの)はU字の部分に絡みつくことが多かったです。
舌を上顎につけると必ずパラタルバーに当たるので、最初のうちはけっこう気になりました。
バイトアップ
青色の樹脂のことで、上の奥歯につけることが多いようです。嚙み合わせに問題がある場合や、歯と矯正装置が当たって装置が外れる恐れがある場合に用いられます。
これに関しても、実際体験したことがありますがバイトアップをつけなければ歯が当たって矯正器具が取れる可能性があるので取り付けしてもらったのですが、食事の際はそこでしか噛むことができず他の歯はバイトアップがあって噛めない状況になったことがありました。
装置の装着から約2週間くらいは違和感と食べづらさがあり、食べ物を細かく嚙むことができなくなっていました。
アンカースクリュー
チタン製の小さなネジのことで、医療用のネジが使用されます。これにより、効率的に動かしたい歯を動かすことができるようです。
パワーチェーン
「∞∞∞」←こんな感じに鎖状に連なっているゴムのことで、歯と歯の隙間を埋めるために用いられます。取り付けの際は、全然痛みはなく、見ていると個人的な感想ですが面白い形をしています。
顎間(がっかん)ゴム
小さな医療用のゴムのことで、エラスティックゴムとも言います。このゴムは、基本的にこちら(患者)側で取り外しするもので、改善したい歯並びによって掛け方や太さ、強さなどが異なります。
取り付け時間は症例によって変わり、食事以外は常時つけなければならなかったり、就寝中だけ取り付けするなど様々です。
注意した方が良いこと 3つ
1.痛みがあるときの対処法
矯正装置のつけ始めから約2週間くらいは痛みや違和感が伴います(個人差によります)。例えると、歯が浮いているかのような違和感と、歯一本一本を引っ張られているような痛みがあります。
こんな時は、食事に関しては柔らかいものにすると良いです。例えば、うどんやおかゆなどが食べやすかったです!逆に、硬い食べ物を食べると痛みが増幅するだけなので、やめておきましょう。
あとは、少し冷たく感じるくらいの飲み物を口に含んでいるとマシになったりします。ただ、冷たすぎると人によっては歯にしみて痛みがあったりするので、少し冷たい程度が一番効果的です。
痛みがひどい場合には、ぼくの場合は痛み止めを歯科矯正院の方でもらっていたので、それを飲んでいました。
2.奥の方に、はみ出しているワイヤーが刺さって痛い
歯科矯正をしていると奥の方に少し飛び出しているワイヤーが歯の進行具合とともに出てくるのですが、これが頬に刺さって痛いことがあります。
この場合は、矯正用のワックスを歯科矯正院でもらえるので、それを使っていきます。
矯正用ワックスとは、飛び出してきたワイヤーが頬に刺さって痛い場合に使用する保護材のことです。装置によっては、頬や粘膜にあたったりストレスによって口内炎ができることもあるので、その口内炎に当たる装置の箇所にワックスを付けたりもします。
装置が外れた際の応急処置としても使用できるようです。
矯正用ワックスを使う際は、米粒大くらいにちぎって薄くシールのようにしてから、該当箇所に貼り付けると上手くつけることができます。
また、矯正用ワックスは万が一飲み込んでしまっても害はないそうですよ。心配な方は事前に通っている歯科矯正院に確認してからご使用ください。
3.これで装置が外れる可能性がある例
矯正治療では色んな器具がありますが、ふとしたことがきっかけで取れてしまうことがあります。ぼくも実際、矯正器具が外れたことがあります。
取れる可能性がある行動としては、以下のような行動が挙げられます。
- りんごや煎餅などの硬いものを食べたとき
- ガムやキャラメルといった粘着性のあるものを食べたとき
- 矯正器具が気になって舌や指で触っているとき
以下のように注意すべき食べ物もあります。
- お餅は装置に引っ付きやすく、できれば避けるべき
- 肉や魚、お米は矯正器具に挟まりやすい
- 千切りキャベツやネギ、しめじ、わかめなどはワイヤーに引っ掛かりやすい
僕の場合は、うまく矯正器具がついていなかったようで歯磨きしていた際に「カラン!」と物音がして外れたことに気が付きました。
こういう風に、もしも矯正器具が外れてしまった場合も矯正がうまく進行しなかったり予期せぬ方向に動く可能性があるので、できるだけ早めに歯科矯正院に連絡して外れた器具を持っていくことをお勧めします。
さいごに🍡
装置の名称が分かっていると装置の不具合があるときに、歯科矯正院に気軽にすぐ相談しやすくなります。
もし、装置の不具合がある場合は、歯科矯正院によって異なりますが不具合がある器具の名前や場所、痛みの有無・いつから起きているのかなどを伝えるとスムーズに話が進みやすいです。
加えて、その不具合が起きている場所の写真を送れるのであれば送った方がいいかと思います。
注意した方が良いことに関しては、本当に食べるものには注意した方が良いです。特に、矯正器具を取り付けした直後や、手術をしたあとの食べ物選びは慎重に選びましょう。
また、食べ物が挟まった場合は放置せずに歯ブラシや歯間ブラシを使ってしっかりと取り除いておきましょう。虫歯になると、費用がかさむだけでなく歯科矯正の進行具合にも影響が出る恐れがあります。