通信制大学のメリット・デメリットは?実際に経験した自分が伝えます

こんにちは! ぼく、だんごくん。です。

ぼくは通信制大学を卒業しています。通信制大学は社会人でも通っている人がいたり、高校卒業後に進路先として考える人(ぼくやん!)がいたりしますが、実際のところ通信制大学のイメージってどんな感じでしょうか?

このページでは、通信制大学のメリット・デメリット各6つずつの紹介や通信制大学に向いている人・向いていない人などをまとめています。

これから先の将来、通信制大学に入学しようと考えている人にとって後悔しない選択になるように少しでも参考になると嬉しいです!

目次

通信制大学のデメリット 6選

このデメリットに関しては、個人的に強く感じていた順に紹介していきます。自分自身の主観的なものだったり、大学ごとに違うところがあるのであくまでも参考程度に見てください。

1.基本的に一人学習のため、モチベーションの維持が難しい

これが個人的に一番感じました。入学後の履修科目の選択やレポートの作成などは基本的に一人ですることになるため、モチベーションの維持が難しく感じてしまいます。スクーリングで講義を受けることも科目によってはあるものの、基本的には一人学習なので、「自宅でダラダラとスマホをいじっていてレポート作成が全然進まなかった」というのは自分だけではなく友達からもよく聞く話です。

そのため、モチベーションを維持していくためにも自己管理能力が必要であり、自分を律することが必要になります。また、ぼく自身もアルバイトをしながら通信制大学の勉強に励んでいたため、人によってはアルバイトなどの時間調整も必要になります。実際に在学していた友達や知人では、仕事に時間を多く使ってレポートを作成する暇がないというのもよく聞きました。

2.働きながら学業との両立が難しい

ぼくは通信制大学に在学中はアルバイトをしていたのですが、日によってはアルバイトだけして一日が終わってしまうことがありました。通信制大学は社会人でも入学することがあり、そうした人たちはスキマ時間を使っての学習になります。

『学生時代にきちんと学ぶことが出来なかった分、社会人生活を送りながら大学で学び直している』というのは一見、とても素晴らしいことであり魅力的に感じますが、社会人生活を送りながらだと、プライベートの時間を削ってまで学習することが必要になってきます。

そのため、大学できちんと学ぶ強い意欲や意思が必要になります。

3.通学制の一般的な大学と比べて劣っていると感じてしまう

通信制大学でも通学制の大学でも『大卒資格(学士号)』を取得できます。

しかし、通信制は通学制のような難しい試験に突破する必要もなく、志望動機などを書いた書類を提出して合格をもらうだけなのでハードルが低く誰でも入りやすくなっているため、偏差値が存在せずレベルが低いと見なされてしまうことがあります。

あとは、通学制だとサークル活動やグループディスカッションの機会が多くありますが、通信制だとそうしたものは少なくスクーリングでグループディスカッションをする程度になるため、通学制の学生と比べてグループワークで身につくコミュニケーション能力や傾聴力、仮説力などに差がつく傾向があります。

実際、高校時代の担任教諭からも通信制大学を軽視する発言や批判がありました。

4.意外と卒業が難しい

通信制大学は先ほども話したように入学はしやすいです。ただし、卒業する際には通学制と同様の単位数を取らなければいけません。加えて、レポートの提出数はテキスト学習などは基本的に自宅学習なので、通学制よりも多く出す必要があり、スクーリング科目に関しても一定数の単位以上取る必要があります(大学によってはスクーリングがないところもあるでしょうけれども)。

そのため、科目によっては必修科目であったり選択必修科目で単位が足りていなかったという人も実際には一定数います。あとは、レポートの書き方や課題に苦戦して全然合格できない人もいます。ぼくの周りではそうした人はもちろんいましたが、中でも一番多かったのが『仕事をやっていて時間がなかった』ために留年する友達が多くいました。

ぼくは無事4年で卒業することができましたが、ぼくと一緒に入学して5~6年で卒業する友達や、年数が経つたびに家族状況が変化したり、なかなか卒業できず苦戦し大学を中退してしまう友達もいます。

5.就職活動の支援や気軽な相談・質問ができない

通信制大学は学び直しができる場であり学びに特化しています。そのため、通学制のような新卒の就職支援サポートがありません。また、基本的に一人で自宅での学習になるため、実際に通学して講義に参加したら目の前にいつでも相談や質問ができる講師がいません。最近では、パソコン上でチャットなどで相談などができるでしょうけれども対面とはまた違ってタイムラグがあったりするので、こうしたところもデメリットかなと思います。

ぼくの通っていた通信制大学でも、就職支援と言えるのは面接の簡易的な対策の説明がある程度でした。相談や質問に関しても、スクーリング時にまとめて聞いたり学友にLINEしたりして疑問点を消していました。

6.夢のようなキャンパスライフが無い

これに関しては、ぼくにとってはあまりデメリットには感じませんでしたが、やはり他の通学制大学と比べると毎日友達と顔を合わしてワイワイ騒いだり、サークルやイベントを通して仲間を増やしたりすることがなかったため、そこはデメリットですね。

ただ、ぼくにとっては時々会える友達と過ごした時間はとても良い思い出となっていますし、スクーリングや数少ないイベントもあったので、それはそれで充実した大学生活だったのではないかと感じています。

通信制大学のメリット 6選

続いて、通信制大学のメリットも個人的に強く感じていた順に紹介していきます。

1.学費が比較的安いこと

一番のメリットはやはり学費が安いことかなと思います。経済的な事情で進路選択の自由が制限された身としては、自分でアルバイトで働いて学費を全て賄えたことは今でも誇りに思ってます。

科目ごとに学費が異なったり、スクーリングでは交通費なども視野に入れる必要があるため、科目選択時には金銭感覚もしっかりと身につけることができる良い機会になったと感じています。

ただ、通信制大学によっても比較的高めだったりするところはあるので、大学を選ぶ際は要チェックでお願いします!

2.大学資格や教員免許などを取得できる

デメリットのところでもお伝えしたように、通信制大学でも通学制の大学と同様に『大卒資格(学士号)』を取得できます。また、大学によっては教員免許を取得できるところや、保育士や社会福祉士の資格を取得できるところもあります。

そのため、就職活動の際には募集要件の『大卒以上』を満たすことができたり、国家資格などでも受験要件にそうした記載があるものもあるので、人生を送るうえで、大きな効果があるのではないかと感じます。

保育士や社会福祉士、教員を目指している人はそうした資格や免許を取得できる通信制大学を探してみてください!

3.案外簡単に入学できる

これに関してもデメリットの方でお伝えしましたが、通信制は通学制のような難しい試験に突破する必要もなく、志望動機などを書いた書類を提出して合格をもらうだけなのでハードルが低く誰でも入りやすくなっています。また、実際に友達でもいましたが、秋季入学ができるところもあるそうですので、入学時期を選ぶこともできるところがあります。

大学によって異なる部分もあるでしょうけれども、ぼくの場合は志望動機などを書いた書類などで済みました。ある程度の期間を設けて試験対策をする必要がないため、現在社会人という人にも気軽に挑戦できるのではないでしょうか。

4.学割が利用可能!

通信制大学に入学すると、学生証を交付されるので新幹線を利用時の交通費やパソコンやタブレット端末などの購入の際に便利にお得に活用できます。実際、ぼくはスクーリング時に場所によっては新幹線を利用することもあったので、交通費が少し安く済むというのはとても嬉しかったです。あとは、友達とカラオケに行く際などにも学生証の提示で安くなるため、プライベートを充実させることができました。

5.大学に毎日行く必要がなく、時間や場所を自由に選べる

通信制大学は、基本的には一人で学習することになるため、毎日大学に足を運ぶ必要がありません。また、日中は寝て夜にレポートを作成することもできるため、社会人でも自分の時間に合った学習方法ですることができます。あとは、図書館やカフェでレポートの作成ができるのも魅力の一つではないでしょうか。

実際、ぼくは大学時代に図書館に行くことが多くありました。あの図書館の独特な雰囲気の中でレポート作成はとても捗ったので、おすすめです!

6.自己管理能力が身につくようになる

これは自分自身あまり身についてる気はしないので6つ目に置いたのですが、人によっては自己管理能力が身につくと思います。なぜなら、デメリットでも通学制大学は『基本的に一人学習のため、モチベーションの維持が難しい』とお伝えしました。そのため、通信制大学を卒業できる人は忍耐力があり、モチベーションを維持していく自己管理能力があり、自分を律することができる人だと思います。将来的にも大きく活躍する能力だと感じます。

通信制大学に向いている人・向いていない人

実際に通信制大学を卒業した経験者の視点から通学制大学に向いている人、向いていない人をまとめると以下のようになります。

向いている人
向いていない人
  • 学ぶ意欲が高い人
  • 明確な理由や目標がある人
  • 経済的な事情がある人
  • 好きな時間に学びたい人
  • 大学資格や教員免許などを取得したい人など…
  • 学ぶことが苦手な人
  • 自己管理能力に欠ける人
  • 夢のようなキャンパスライフを送りたい人
  • プライベート時間を削りたくない人など…

また、通信制大学を選ぶ際には、その大学に通う目的・原点をはっきりさせることが大切です。他にもスクーリングが一定単位数必要になる大学があったりするので、スクーリングの有無の確認や学費がどれくらいか、大学ごとのサポート体制にも目を向ける必要があります。

まとめ

最後に、ぼくは経済的な事情で通信制大学を選びましたが、できることなら通学制の大学が良いです。なぜなら、通信制大学よりもデメリットが小さいことや、それよりも通学制のほうがメリットが多いからです。例えば、サークルがあったり、部活やゼミなどと多くの場で色んな人と関わることが出来るのは、通学制ならではだと感じます。

それでも人それぞれ色んな事情があるでしょうから、一度きりの人生、後悔しない選択をするためにも、選択肢の一つとして通信制大学を考えてもらえたらなと思います。

ぼく、だんごくん。
一度きりの人生、自分磨きをいつまでも。

20代社会人
某通信制大学法学部卒業
転職回数1回
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