こんにちは! ぼく、だんごくん。です。
今回は、前回の続きを綴っていきます(前回の記事は以下にあります)。
ざっくり言ってしまうとタイトルにもあるように、歯科矯正院に行くたびにどんどんと矯正器具が増えていきます。(笑)
手術手前までの記録を書き綴っていきます。
手術前矯正治療
初めてのワイヤー取り付けから約1カ月後
前回の初めてのワイヤー取り付けをした時から約1カ月後に、2つのことがありました。
1つは、上の歯のワイヤーを一段階太いものに取り替えたことです。これにより、前回のワイヤーよりも強度が高くなり矯正する力が強くなりました。
2つ目は、新しくパラタルバーを付けたことです。このパラタルバーとは、抜いた歯の部分を埋めてしまわないように奥歯の前方向への移動を防いだり、奥歯を正常な位置に矯正するためのもので口蓋に沿う形で真ん中がU字になった針金で固定する装置です。ぼくの場合は、少し外向きだったみたいです。
食べ物を飲み込む際に矯正の力が働くそうで、このパラタルバーがついてからの生活は食事の際に飲み込みづらく、また唾などを出す際には出しずらく、食べ物(特にネギやはるさめなどの細かったり薄いもの)がU字の部分に絡みつくということがありました。あとは、舌の近くにあるので最初のうちはけっこう気になり、慣れるのに時間がかかりました。
ワイヤー取り付け時は、歯が浮くような違和感とともに、消毒液の苦味とフッ素の風味を口の中いっぱいに感じました。費用は、¥1万1,000円程度で所要時間は1時間弱でした。
ついに、下の歯にもワイヤー取り付け!
前述した日から、約2カ月後たつ頃に再度上の歯のワイヤーをもう一段階太くして、アンカースクリュー(※)は用いずに、ゴムで抜いた歯の部分を埋めていくことになりました。そして、下の歯に関しては、今回からワイヤー取り付けになります!院長によると、ぼくの場合、あまり目立ってガタついてはいないものの、小さなガタつきがあるのでそのガタガタをしっかり治療していくとのことでした。
(※アンカースクリューとは、チタン製の小さいネジのことです。もちろん医療用のネジ。これを使うことにより、効率的に動かしたい歯を動かすことができるそうです。ぼくは体験したことがないので、気になる方は調べてみてください!)
そして、この日は写真撮影があり、院長から状況報告を具体的に聞くことができました。初診の頃の歯並び写真とこの日の写真を比較しながらの説明がありました。この時に気づいたのが、上の歯の大きなガタつきが小さくなっていることに驚きました!!
奥歯に銀色の輪っかをはめて、パッと見、銀歯!!
前回から約2カ月後には、上の歯の一番奥の歯(第二大臼歯)にバンドをつけました。このバンドというのが、銀色の輪っかのことで矯正装置の脱離防止や強力な固定のもとになるものです。
つけられた直後からしばらくはジーンと痛みが続きますが、慣れてくると全然痛みはありません。ただ、歯磨きをする際は上面しか磨けないことや奥歯なのでそこまで見えませんが、パッと見、銀歯のようになるのが気になるところかもしれません。
それ以外に上の歯については今までの形状記憶のワイヤーを最大の太さに変えてもらい、下の歯に関してはワイヤーを一段階太くし、歯と歯の隙間を埋めるためのゴムは外しました。
口内炎に矯正器具トラブル、さらには虫歯トラブルも!?
口内炎が一度に約4つも…
前回から約1か月半後、下の歯のワイヤーをもう一段階太くして、上の歯と同様に一番奥の歯(第二大臼歯)にバンドをつけたことで矯正がかかる強さがレベルアップしました。
この2日後に、口内炎が合計4つできました。2つは下唇に大きいものと小さいものができ、残りは、下の付け根に1つと頬の右奥に1つの合計4つでき、すごく痛かった記憶があります…
しばらくの間は、ビタミン剤を欠かさずに飲んだことで無事治りました!!
パラタルバーが上顎に食い込んでました💦
前回から約2カ月後に、歯科矯正院に通った際に現状維持のような感じで矯正器具を外してクリーニングし、再度取り付けをした日があったのですが、それから数時間後にパラタルバーのU字の部分が上顎に当たる違和感がありました。
仕事中もその違和感を感じているところ、どんどん食い込んできて痛みが強くなってきたので後日調整をしてもらいました。腫れていたものの、数日後には腫れは自然とひいていきました。
上の歯の両方に初期虫歯発見!?
前回から約1カ月後に、上下ともワイヤーを今までとはタイプの異なる種類のものに変更し、現時点での写真撮影と院長からの今回と次回からの説明を受けました。
それから数か月後に、定期検査でかかりつけの歯医者に行っていたところ、上の歯の両方の第一小臼歯(抜歯した手前の歯)に初期虫歯があるとのことで、後日虫歯治療をすることになりました。
虫歯治療に関しては、歯科矯正院の方にも相談して抜歯して隙間があるうちにしたほうがいいとのことで、かかりつけ医に向けての手紙を書いてくれました。
虫歯治療では片方の治療は比較的すぐに終わったのですが、問題はもう片方の歯で、側面と上面にまで虫歯が進行していたため、その2箇所をトンネル状に削り取ったようです。歯茎に近いところだったため出血もしました💦
手術をする段階まで、あともう少し!
3DCGのようなスキャン
虫歯治療をする数週間前に、矯正がどれくらい進み、残りどのくらいの期間があれば手術ができるかの見通しを立てるために、型取りをしました。
型取りというと最初の頃にあったピンク色の粘土での型取りを想像していたのですが、今回は機械を使用してのスキャンになり、まるで3DCGのような感じの型取りでした。
これの方がだいぶ楽なんですけど!!と思いましたが、ピンク色の粘土での型取りも何かしら必要なのでしょうね…
スキャン結果に応じての矯正
前回から約1カ月半後、その間に虫歯治療があり、今回は、スキャン結果で「このままでは手術した後に奥歯の嚙み合わせが合わなくなる」とのことなので、それを治すための上の奥歯の調整と、下の歯の全ての隙間を埋めるために鎖状になったゴム(パワーチェーン)をかけました。
それから数か月後も奥歯の微調整と、歯と歯の隙間を埋めるためのゴム掛けがあったり、ワイヤーで微調整があったりしました。
最終的には、院長から今後の説明と具体的な手術内容を決めるために、手術予定の大きめの病院への日程調整などがありました。
入院前オリエンテーション
手術予定の大きめの病院では、入院前オリエンテーションというものを手術をする月の数カ月前に行うそうです。入院前オリエンテーションは、入院生活や手術に関する説明や入院に際しての必要書類の説明、入院者本人に関する詳しい問診票の記入などがありました。
入院や手術の事前準備としてCT検査や血液検査、尿検査などの精密検査をはじめ、入院生活に関する説明やお薬についておくすり手帳を提示しての詳しい問診がありました。加えて、手術をする予定の主治医からの具体的な説明がありました。
歯科矯正院では手術の約一カ月前には、その大きめの病院にデータを送るための検査(CTスキャンなど)を60分ほどあったり、ピンク色の粘土で型取りも行いました。
★★重要★★
その手術をする予定の主治医のお言葉を一部抜粋・要約すると、以下のようになります。
『顎変形症の手術でもっとも気を付けていることが2つあります。1つは、下顎には脳へと繋がる神経が通っていて、それ以外にもたくさんの神経が通っているため、大量出血のリスクがあること。2つ目は、2022年に愛知県立中央病院にて顎の手術を受けた同県内に住む10代の女性が、術後2日後に意識不明となり死亡した事案(参考HP)があったことから、その原因となる「気道の確保」を重要視していることの2つです。』
そのため、手術をする際や術後の経過観察では、①大量出血のリスク、②気道の確保の2点を最重要事項としているそうです。
さいごに🍡
今回書き綴った分の出来事は一番上から最後のこの部分までの間は、約1年半のあいだに実際にあった経験を載せれる範囲で書き綴っています。
矯正していることを友人や職場の同僚に伝えると、大体の人がいつ終わるの?と聞いてくるのに対して、「あと3~4年はかかりそうですねー」と伝えると驚かれることが多いです。このブログを書き綴っている今でもなお矯正が続いています。
これから歯科矯正を始める方や最近始めた方で、歯医者さんでは相談しにくいことがあれば是非相談してください!いつでも相談にのりますよ~✨
次回は、この『歯科矯正始めてみた』系では、ついに歯科矯正の手術を経験した話を書き綴っていきたいと思います。